日刊知的ぐうたら生活

ボーカリストSCHAZZIEのブログ

最後に伝えたいこと─Short Noteの皆さんへ

神宮外苑の再開発、環境アセスが異例の延長】─朝日新聞


東京都心の明治神宮外苑地区で秩父宮ラグビー場神宮球場を建て替える再開発計画について、環境影響評価(アセスメント)の審議が予定より長引く異例の事態となっている。1千本近くの樹木を伐採して若木を植える計画について、審議する委員から、影響の有無を丁寧に確かめるべきだという意見が出たからだ。

計画をめぐっては、文化遺産保存の専門家でつくる日本イコモス国内委員会が伐採や移植の本数を大幅に減らす案を示したり、伐採反対の8万人超のオンライン署名が集められたりしている。審議会では事業者と市民による意見交換の場の設置も提案され、事業者も検討するとした。
(本文抜粋)

➡️今後、手続き終了まで事業者は着工できない。アセスの結果次第では計画変更はあり得るとのこと。少なくとも今のままで進むことはなくなったようです。多くの方が声をあげ、署名に協力した成果だと思います。なんと素晴らしい!

年内にも着工予定だった外苑の再開発の工事にストップがかかり、計画が見直される事も非常に嬉しいですが、皆が諦めずに声を上げれば、政治は変える事ができると実感できたことが嬉しく、今後の励みにもなります。

今の日本は、国民皆が怒ってしかるべき状態なのに、国民の半分は選挙にも行かない。行ってもどうせ変わらないと諦めている人も多い。我慢して、我慢して、もう日々の生活で精一杯という人も。それでは政府の思うつぼ。政府は国民は愚かでおとなしい方がいいのですから。

しかし、国の主権者は政治家ではなく国民なのです。天皇陛下でもない、総理大臣でもない、私達国民なのですから、理不尽な事を我慢する必要はないし、声を上げる事は正当な権利。また、子供や孫に残す日本をより良くして行くのも我々大人の責任。政治は一人一人の暮らしに密接に関わっています。政治を諦める事は、自分の生活を諦める事です。

7月には参院選がありますが、今回は国民がしっかり覚悟を決めて選挙に行かないと、 軍需産業の利権の為に戦争をしたくてたまらない自公政権憲法を改正(改悪)されて、基本的人権も奪われ、戦争をする国になります。あなたの大切な人や子供や孫が、徴兵されて戦争に行くようになってしまうのです。

恐ろしい事に、是非ともそうしたがっているのが自民党日本会議)なのです。自分達が前線に行く事はけしてない人達。はなから国民の命を犠牲にすることなど何とも思っていない人達。その事はコロナ対策で嫌という程思い知らされたのではないでしょうか。

ちなみに自民党憲法改正案を知っていますか?緊急事態条項は、緊急事態宣言とは全く別物であることはご存知と思いますが、この緊急事態条項が、国民の自由と人権を奪い、貯蓄を凍結したり、選挙をなくしたりできるものなのです。独裁者がどんな事でもできるようになってしまいます。自民党はこれを入れたいのが本音。独裁を目指して。

本来なら政権交代するのが一番望ましいですが、それが無理でも、自公の議員をできるだけ減らさなければ、どんな悪法も数で決められてしまいます。だからしっかり選挙に行き、理不尽な事には声を上げる必要があるのです。国民の声が大きければ、変えられる事もあるのです。

以上のことは書こうかどうか迷っていましたが、神宮外苑の件をきっかけに、最後に私が伝えたい事として書くことにしました。明日には消えてしまいますが、「自民党憲法改正案」と「緊急事態条項とは」の画像も追加しておきます。

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どうか、 日本を戦争ができる国にしないで下さい。皆さん一人一人の人権を守って下さい。いざという時には声を上げて下さい。改憲されてからではもう手遅れになります。

憲法は国民を縛るものではなく、権力を縛り、独裁ができないようにするものです。その事をけして忘れないで下さい。心からお願い致します。

最後に、皆さんがこの先も戦争などに巻き込まれず、ずっと幸せな人生を送れますように。


★参考
神宮外苑再開発に関する以前の投稿》

神宮外苑の森を守りたい】2022/2/17

すでに何度もSNSには投稿している神宮外苑の再開発に関する話ですが、神宮外苑は、代々木公園や新宿御苑の木を切るのとはまた違う意味合いのものです。

例えば、新宿御苑の木には常に人の手が加えられていますが、外苑の木は造営されて以来人の手が入っていない、都心では珍しい自然のままの森。長い年月がかかる自然の営みを想定して造られた場所です。その年月はお金に替えられない価値のあるものです。スピリチュアルな感覚から言っても、自然のパワーを持っている木々なのです。

新宿御苑、赤坂御所から連なる植生の神宮外苑は、単独の森としてではなく、大きな視点で捉えるべき場所だと思います。

しかし、オリンピックの為にすでに1500本の木が切られています。さらにまた1000本近くの木を切ることに、関係者は罪悪感はないのでしょうか?残るはたった数百本になってしまう。それで森と呼べるでしょうか?外苑のいちょう並木はなぜ美しいのか。それは周りに緑の森があるからです。


◆【More Tokyo trees in danger! 外苑の森を再開発から救いたい!もう一度、皆様の力を貸してください】

以下のキャンペーンに賛同をお願いします!「小池百合子都知事: 神宮外苑1000本の樹木を切らないで~再開発計画は見直しを!」 https://chng.it/hJhHGt4Q @change_jpより

東京都が計画の詳細を公表したのは2021年12月14日。しかも閲覧期間はその後たった2週間。

同じ日に開かれた計画案の説明会では、参加した住民からは不安と不満、疑問と怒りがぶつけられましたが、担当者からは決定は変更できないと一方的な説明があるだけでした。

このような非民主的なやり方で都民に再開発の是非を問うたと言えるのでしょうか。

広く知られれば、反対の声が上がることが分かっているからこそ、最小限の告知ですませているように思えてなりません。(本文抜粋)

◆ 現地調査も行っている中央大学研究開発機構の石川幹子機構教授は「伐採される樹木の本数の問題ではない。日本の近代を象徴するような、非常に歴史的な空間であるということをどなたも、少なくとも東京都は不問に付している」と批判。

風致地区というのは建築物の高さ制限を15mにして良い景観を守りましょう、木を切ったりするのはなるべくやめましょうという紳士協定で、全国に800以上あるが、神宮外苑は大正15年、最初に指定された記念すべき場所だ。100年以上も前からある木もたくさんあり、それらが伐採か、あるいは移植されることになる。すでに新国立競技場が建設される際に約90%に上る1500本が切られているので、ほとんど全滅に近い状況になってしまう」。

風致地区のルール違反ということも含め、法令を法律を守らない都市づくりというものが民主的な手続きという形を取りながら進んでいくという。これは賛成・反対以前に、非常に大きな社会問題だ。
(ABEMA TIMES)(本文抜粋)