日刊知的ぐうたら生活

ボーカリストSCHAZZIEのブログ

終わりを迎える前に─Short Noteの皆さんへ

Short Noteもあと10日ほど。今まで通り普通に書き続け、最後に皆さんにお礼を言おうと思っていましたが、度々不具合もあったりするので、最後の最後では感謝の言葉も伝わらないかもしれないと思い、事前に書くことにしました。

2000年に、ある出版社の企画で2冊の日記本が出版されて以来、ずっとネット上で日記あるいは、Short Noteのタイトルにしている「ヒビノキリトリ」的なものを書いて来ました。一昨年の2020年に弟が急死するまでは、20年間一日も欠かさず。

弟の死のショックでしばらく言葉が出なくなり、それからは書ける時だけ書くようになりましたが、書く事が気持ちを整理するのに役立つと感じ、とにもかくにも文章を書く事は続けています。

ちなみに、Short Noteはそもそもが毎日書く設定ではなかったので、しばらく更新しなくても特に違和感はなかったかと思いますが、他の所は全部突然のストップでした。

まだ毎日書いていた頃のある時、10年間お世話になったジャズフェスティバルの関係者から、「文章を書き続けなさい」と頂いたペンネームが《清水おでん》でした。長年書いているブログなどの名前を変えるわけにはいかないし、どこで使おうかなと考えた末、新規に登録したのがShort Noteでした。

ここでゆっくりマイペースで《清水おでん》を育てて行こうと思っていたところ、登録してから間もなく1回目の終了のお知らせがあり、ここは縁がなかったのかもしれないと思っていたのですが、結局それから今まで続いたのは、皆さんご承知の通りです。

長年ネットで書いていると、なくなったサイトは数知れず、本当に数え切れません。毎日、万単位のアクセスがあったブログも、あっけなく消滅しました。コツコツ作り上げた世界が、どれもこれも一瞬で消えて行く。その都度、ネットはこういうもの、どうにもできないのだと自分に言い聞かせ、諦めて、諦めて、涙をのんで諦めて来ました。

というわけで、自分の書いたものは必ずバックアップを取るようになり、さらにバックアップのバックアップも。さらに嘘偽りのない正真正銘の日記は手書きにしています。しかし記事は残せても、人とのやり取りも含め、そこで作り上げた世界感までは残せません。これはもうどうしても諦めるほかありません。

実は2回目のShort Note終了のお知らせの前日にも、使っていたブログのひとつの終了のお知らせがありました。だから翌日にまたShort Note終了のお知らせが来た時には、諦める事には慣れているはずなのに、正直がっくり来ました。

何度も何度も諦めて来た結果、形あるものはいつか必ず無くなると悟りを開いて、そういうものなのだとクールにやり過ごそうと思ってはいるものの、やはり毎回ショックに打ちのめされます。

《清水おでん》で書いていたのはShort Noteだけですが、また新たに《清水おでん》の世界を作るかどうかは、今のところ分かりません。他に力を尽くさねばならない事もあるので、今はまだ。ですが、いつかどこかで、また《清水おでん》としてお目にかかれるかもしれません。

ただ、他のSNSや以前から続けている複数のブログなどは変わりなく続けているので、どこかで、あれ?これは清水おでんかも?と思ったら、声をかけて下されば幸いです。

最後になりましたが、私が登録してからの約3年半、記事を読んで下さった皆様、お便りを下さった皆様、ありがとうございました。心より感謝致します。これから日本がどうなって行くのか分かりませんが、皆さんが健康で幸せに暮らせますよう、蔭ながらお祈りしております。

本当にありがとうございました。

幾重にも重ねてお礼を申し上げます。

2022年6月5日

清水おでん

※最終日までに、書く事があればまた普通に投稿します。