日刊知的ぐうたら生活

ボーカリストSCHAZZIEのブログ

神宮外苑の森を守りたい

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すでに何度もSNSには投稿している神宮外苑の再開発に関する話ですが、神宮外苑は、代々木公園や新宿御苑の木を切るのとはまた違う意味合いのものです。

例えば、新宿御苑の木には常に人の手が加えられていますが、外苑の木は造営されて以来人の手が入っていない、都心では珍しい自然のままの森。長い年月がかかる自然の営みを想定して造られた場所です。その年月はお金に替えられない価値のあるものです。スピリチュアルな感覚から言っても、自然のパワーを持っている木々なのです。

新宿御苑、赤坂御所から連なる植生の神宮外苑は、単独の森としてではなく、大きな視点で捉えるべき場所だと思います。

しかし、オリンピックの為にすでに1500本の木が切られています。さらにまた1000本近くの木を切ることに、関係者は罪悪感はないのでしょうか?残るはたった数百本になってしまう。それで森と呼べるでしょうか?外苑のいちょう並木はなぜ美しいのか。それは周りに緑の森があるからです。

◆【More Tokyo trees in danger! 外苑の森を再開発から救いたい!もう一度、皆様の力を貸してください】

以下のキャンペーンに賛同をお願いします!「小池百合子都知事: 神宮外苑1000本の樹木を切らないで~再開発計画は見直しを!」 https://chng.it/hJhHGt4Q @change_jpより

東京都が計画の詳細を公表したのは2021年12月14日。しかも閲覧期間はその後たった2週間。

同じ日に開かれた計画案の説明会では、参加した住民からは不安と不満、疑問と怒りがぶつけられましたが、担当者からは決定は変更できないと一方的な説明があるだけでした。

このような非民主的なやり方で都民に再開発の是非を問うたと言えるのでしょうか。

広く知られれば、反対の声が上がることが分かっているからこそ、最小限の告知ですませているように思えてなりません。(本文抜粋)

◆ 現地調査も行っている中央大学研究開発機構の石川幹子機構教授は「伐採される樹木の本数の問題ではない。日本の近代を象徴するような、非常に歴史的な空間であるということをどなたも、少なくとも東京都は不問に付している」と批判。

風致地区というのは建築物の高さ制限を15mにして良い景観を守りましょう、木を切ったりするのはなるべくやめましょうという紳士協定で、全国に800以上あるが、神宮外苑は大正15年、最初に指定された記念すべき場所だ。100年以上も前からある木もたくさんあり、それらが伐採か、あるいは移植されることになる。すでに新国立競技場が建設される際に約90%に上る1500本が切られているので、ほとんど全滅に近い状況になってしまう」。

風致地区のルール違反ということも含め、法令を法律を守らない都市づくりというものが民主的な手続きという形を取りながら進んでいくという。これは賛成・反対以前に、非常に大きな社会問題だ。

(ABEMA TIMES)(本文抜粋)

※写真は建設中の国立競技場