日刊知的ぐうたら生活

ボーカリストSCHAZZIEのブログ

J.K.ローリングのクリスマス本

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【J.K.ローリングのクリスマス本】

ハリー・ポッター」の作者、J.K.ローリングのクリスマス本『クリスマス・ピッグ』が届きました。ローリングはハリポタ以外にも何作か書いていますが、これはそうした「ハリポタ」以外の作品の新作。

読書中の本をちょうど読み終えたところなので、この本の到着は実にナイスなタイミング。すぐに読み始められます。

この本は児童向けのファンタジーです。たぶん。

なぜ「たぶん」なのかと言うと、児童向けと思って読み始めた「ハリー・ポッター」が、けして子供に向けた話とは思えなかったので、この本も読後に認識が変わるかもしれないからです。

確かにローリングは、自分の子供に向けて「ハリー・ポッター」を書き始めましたが、だから子供向けだというのは違うと思うし、子供が主人公だから子供向けだというのも早計。また、ファンタジー=子供向けという思い込みも間違い。

指輪物語』のJ.R.R.トールキンも、自分の息子の為に『ホビットの冒険』を書きましたが、それが『指輪物語』という、他に比類のない壮大な世界を描いたファンタジーになりました。

いずれにしても、子供の理解力は大人が思っている以上にあるので、子供向けだからと安易に書かれた物はだいたい面白くありません。大人も面白いと思える作品を書いてはじめて、子供にも受け入れられ、世界的なベストセラーになる。その代表作が「ハリー・ポッター」であり『指輪物語』なのです。

ただ、明らかに子供向けの本でも素晴らしいものはあるし、逆に大人向けの小説にもくだらないものは山ほどあるわけで、子供か大人かという線引きは無意味だと思います。子供向けだからくだらないと言う人は、子供の理解力を侮っている。

読む側とすれば、子供向けでも、大人向けでも、面白ければいいんですよ、なんだって。

さて、この本はどうかな?

ちなみに出版社が「ハリー・ポッター」と同じ静山社で、本のサイズがハリポタサイズ(単行本)なので、ハリポタ用のブックカバーがぴったり。伊勢丹ハリー・ポッター展で買い漁り、合計10種類くらいあるのに、ハリポタ以外には使えないのかとがっかりしていたカバーを使えるのが、予想外の喜びです。