日刊知的ぐうたら生活

ボーカリストSCHAZZIEのブログ

金木犀の香り

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もう10年以上、周辺の悪臭に悩まされている日々。悪臭はけして慣れませんよ。特に有害な悪臭は慣れたら危ないし。

でも嗅覚は人によって差があるから、言ってもなかなか分かって貰えないのが本当に辛い。話も満足に聞いて貰えなかったりするし。それに、コロナ前から地下鉄などの悪臭対策でマスクは欠かせなかったので、マスク歴も長くなった。

そろそろ金木犀の季節だから、いい香りがして来るのをひたすら待つしかないかと思いつつ、いや、待っていないで金木犀の香りを積極的に取り入れようと思い立った。

で、ネットでいろいろ調べて購入したのが「京コスメ金木犀2点セット(うさぎ饅頭、舞妓夢コロン)」で、かなり評判のいいオーデコロンと練り香水のセット。

金木犀と言えばトイレの香りを思い浮かべる人もいるかもしれないが、私も届くまではちょっと心配だったけれど、つけてみたら化粧品のツンとした感じはなく、一瞬アルコールを感じるものの、すぐに自然の金木犀に近い甘い香りになり、とても癒された。

ほんの少量つけるだけで、自分の周りに金木犀が香っている至福。これで悪臭がなくなるわけではないが、気分的には随分救われた。

実家には立派な金木犀があったから、季節には甘やかな香りを胸いっぱいに吸い込んだものだが、それももう実家と共に去年なくなってしまったので、胸が締め付けられるような郷愁も感じる。

悪臭対策と言いながら、実家を思い出し、父や弟を偲ぶよすがに、これからもきっと買い続けると思う。それがいつしか部屋の壁にしみ込んで、常に家の中に金木犀の香りがしているようになるといいなと夢見ている。