日刊知的ぐうたら生活

ボーカリストSCHAZZIEのブログ

1日遅れの誕生日プレゼント

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昨日(2/10)は主人の誕生日でしたが、骨折で入院中に院内でコロナに感染した義母の容体を毎日案じている中、本人がお祝いする気分でもないからと言うので、何もしませんでした。

去年の自分の誕生日を考えると、その気持ちはよく分かります。自分の誕生日なんてどうでもいい気分。「祝う」という言葉が全くそぐわない。

実は義母は超重症となり、転院した病院が中等症の病院だったので、2/3に再度重症用の病院に転院していたのです。前の病院では高齢だからとトリアージまで示唆され、もうダメなのかと思っていたのですが、今回転院した病院が、都内でも有数の感染症専門病院だった事もあり、適切な治療を受けられることになったのです。

それまで状態も詳しく知らされていなかったのですが、転院してから医師の詳しい説明もあったため、ここ2、3日が山だと言われながらも、気持ちは以前より落ち着きました。

それから1週間が過ぎた今日、病院から連絡があって、だいぶ回復して人工呼吸器も外せるようになったとのこと。知らせを受けた主人の嬉しそうな顔を見て、私もホッとしました。

適切な治療も受けられずに亡くなる方も多い中、たまたまとはいえ、感染症専門病院に転院でき、出来うる限りの治療をして貰えた事に心から感謝です。

骨折で入院して、コロナに院内感染するなんて運が悪いと思っていましたが、あるいは逆に運が良かったのかもしれません。今の日本の状況では、すぐに転院もできず、治療も受けられずに亡くなっていたかもしれないし、トリアージで見捨てられていたかもしれないのですから。

義母のことで、適切な治療がいかに大事かと改めて思った次第で、日本は一日も早く、皆がちゃんと治療が受けられる状況にしなければいけないと思いました。医療が崩壊していては、皆が安心して暮らせないし、通常であれば助かる人も助からないという状況、トリアージまで示唆される状況は、本当に酷すぎます。

義母はとりあえずコロナの危機は脱したものの、骨折で手術した脚の方が思わしくなく、しばらくは今の病院で治療を受ける予定で、いろいろ問題もあるのでまだ安心はできませんが、とにもかくにも、主人にとっては何よりの誕生日プレゼントになったのではないでしょうか。