日刊知的ぐうたら生活

ボーカリストSCHAZZIEのブログ

母が夜中に救急搬送

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夜中の4時に弟(長男)から電話。母が転んで頭を打ち、怪我をして救急車で病院に運ばれたので、すぐに来て欲しいと施設から電話があったと。

心臓がドキドキして、血圧が一気に上がって吐きそうになった。

とりあえず、柏にいる弟がすぐに車で向かってくれたのだけれど、そういえば去年の夏も同じような事があって、以来毎週水曜日始発での実家通いが始まったというのが昨日の事のように蘇って来た。時間もちょうど同じくらい。

その時は母と電話で話もしたし、医師の弟がいたから、応急処置も病院に連れて行くのも任せる事ができたので、怪我の程度の心配だけだったが、今回はその弟も3月に亡くなってしまったし、状況も何も分からず、ただただ怖かった。

さらに母がいる施設は茨城県なのに、埼玉県の離れた病院まで運ばれたらしいので、これもコロナで地元の病院が逼迫しているせいだろうかと不安が倍増。埼玉でもどこでも、救急で受け入れて貰えただけ運が良かったのかと。

ずっとドキドキしながら待つことしばし。5時前に再度電話があり、頭の傷を4針縫ったが、CT検査の結果脳には異常がなかったということで、意識もはっきりしているから入院はせずに施設に帰ることになったとのこと。

長男も病院に向かう途中で施設からそういう連絡があったので、昼間改めて施設に行って状況を聞くということになり、一旦帰宅することにしたらしい。

何はともあれ大事に至らず良かったと言うしかないけれど、万一入院する事になっていたら、コロナが感染爆発している東京からでは、会いに行くことも、そばについていてあげる事もできなかったかもしれないと思うと、コロナに対して大きな憤りを覚える。

というか、こんな状況になるまで手をこまねいて何も対策しなかったばかりか、GOTOなどの愚策で感染拡大させた政府が、心の底から憎い。家族や愛する人に会いたくても会えない人達が、もっと言えば、大切な人の死に目にも会えない人達が全国にどれだけ沢山いることか。

今年はそういう事をいくつもいくつも経験したので、私自身も一番の恐怖はそのこと。万が一の場合に、すぐに駆けつけたくてもできない。だって感染爆発真っ最中の東京都民だもの。地方にウィルスを運んでしまうわけにはいかない。行っても拒否されるだろう。

国や都は、死亡者・重症者を増やさないと言う前に、根本的に感染を食い止めることをしなければ、医療従事者の負担も増え、医療は逼迫するばかりだし、いつまで経っても施設や病院に会いに行ける日は来ない。

しかし、彼らははなから食い止める気がないようにさえ見える。感染ゼロを目指して全力で努力すべきじゃないのか。ウィズコロナなんかじゃ全然だめだと思うが。