日刊知的ぐうたら生活

ボーカリストSCHAZZIEのブログ

まるでホラー

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これ何の写真か分かりますか?新宿の夜景です。

普段なら、夜中でも新宿は街の灯りが煌めいて、明るすぎるほど明るいのに、今夜は雲だか靄だか霧だか分からないけど、とにかく何かにすっぽり覆われて、何にも見えないのです。物の影さえ見えない、白いか黒いかも分からない一面の闇。

最初、うち以外は停電か!?と思ったくらいでしたが、かろうじて下の方にぼんやりと、写真に撮った灯りが見えたので、停電ではないらしい。ベランダから下を覗いていると、吸い込まれそうな闇に恐怖さえ感じます。まるでホラー。

天気アプリの実際の観測値を見ると、降雨量は0.0mmで雨は降っていない値なのですが、ベランダや手摺が濡れているので、0.1mmに満たない細かな雨が降っているものと思います。もしくは靄だか霧だかが濡らしているのか?

ともあれ、こんな状態は初めて見ました。靄だろうが霧だろうが、いくら視界が悪いとはいえ、なんとなくは街の景色が分かるものですが、奥行きも何も分からない、一切の光を遮断しているこの物体は何?

そんなわけで、スティーヴン・キングの『ミスト』を思い出しました。しかし、あれはミストの中に怪物がいるのだけれど、今夜のこの状態は、ミスト自体が意思を持った生き物のように感じて、ぞっとします。 ただの闇ではなく、何かが大気中に満ちている。そんな感じ。