日刊知的ぐうたら生活

ボーカリストSCHAZZIEのブログ

時代小説100冊記念

f:id:scw:20210422001606j:plain

時代小説など1冊も読んだことのなかった私が、なんと遂に100冊目に突入という驚愕の事実。笑

記念すべき100冊目は、池波正太郎の『真田太平記』第13巻「二条城」。関ヶ原の戦いが終わり、真田昌幸、幸村父子が紀州九度山にいるあたりの話。

というわけで、江戸時代からはまった時代小説も戦国時代まで興味が拡がって、受験で世界史を選択した為、ほとんど日本史の知識がなかったのだけれど、そのあたりの知識もスポンジで吸収するかのごとく、だいぶ増えた。

有名な武将の名前くらいは知ってはいたものの、詳しい事は何も知らないに等しく、織田信長豊臣秀吉徳川家康なんかは金ピカ好きの成り上がり者くらいにしか思っていなかったし、そもそも戦ばかりしている戦国時代は嫌いだったのだ。

鬼平犯科帳』全24巻を読み終えて、次も池波正太郎がいいと思って選んだのが『真田太平記』全18巻。嫌いな戦国時代の話をすんなり読めるかな?と心配だったけれど、逆に日本史を知らないのが幸いして、初めて知る物語に引き込まれた次第。

これまで読んで来た中でお気に入りの武将は、真田幸村の兄の真田信之加藤清正。と言っても、武将萌えではない。沈着冷静、頭脳明晰な真田信之と、その正反対とも言える熱い男である加藤清正。両方に憧れる。自分がそういう人間になりたいという憧れ。

ちなみに鬼平もそう。鬼平みたいな人はいないと言われるが、鬼平を好きなのは、自分が鬼平のような真に心の温かい人間になりたいという憧れだし、なれるように努力したいという事。

真田太平記』は18巻まであるので、まだしばらく楽しめるが、この13巻で加藤清正が死んでしまうのが残念で悲しい。

ところで、織田信長豊臣秀吉徳川家康については、やっぱり金ピカ好きの成り上がり者という印象は変わらない。

真田太平記 (13)二条城』 池波正太郎 #ブクログ https://booklog.jp/item/1/402255293X